施設の見学にご一緒させていただくと、よくいただく質問があります。
それは——
「結局、どの施設が一番いいんですか?」というものです。
実はこの質問、とてもよくわかります。
たくさんの施設を見れば見るほど、それぞれの良さがあって迷ってしまいますよね。
でも私たちがいつもお伝えしているのは、
“いい施設”の基準は人それぞれ違うということです。
医療体制を重視したい方には、看護師さんや提携医療機関が充実している施設。
食事を楽しみにされている方には、調理師さんが常駐している食事にこだわった施設。
自分のペースで過ごしたい方には、出入りやスケジュールに自由のある施設。
人との交流を楽しみたい方には、レクリエーションやイベントが多い施設。
どれも「良い施設」ですが、
大切なのは「その方がどう暮らしたいか」という暮らしの方向性です。
見学をしていると、
「建物がきれい」「職員さんの雰囲気が明るい」「ごはんがおいしそう」など、
感じるポイントが人によって全然違います。
その中で、“ここなら安心して過ごせそうだな”
“スタッフさんがあたたかかった”と感じること。
その直感的な安心感や相性こそが、本当に大切な判断材料なんです。
私自身、祖母の施設を探したときにとても悩みました。
パンフレットでは分からない「空気感」や「人の温かさ」に救われた経験があります。
だからこそ、和Lifeでは見学を通して「その方に合う暮らし方」を一緒に見つけることを大切にしています。
施設選びに“正解”はありません。
けれど、「この場所でなら安心して暮らせる」そう思える出会いはきっとあります。
ご家族の想いに寄り添いながら、
これからも一人ひとりに合った施設探しのお手伝いをしてまいります